ファクタリングは主に一括・医療報酬・保障・国際の4つに分けられる 一般的には一括ファクタリング

ファクタリングとひと言でいっても、いくつか種類がありあます。種類ごとにそれぞれ利用する目的が違います。「ファクタリング=資金調達の手法」ですが、その具体的な特徴を知らければ、いざというとき効率良く利用できません。ファクタリングの知識を身につけておくことが大切です。

医療報酬ファクタリングとはどんな債権?

医療報酬ファクタリングとは、一般的なファクタリングと同様、売掛債権を現金化することです。病院や歯科でいう債権とは、医療機関を利用した患者からの診療報酬に限定されます。医療機関では、自由診療などを除いて診療報酬の最高3割が患者負担となり、健康保険組合から支払われ、医療機関の請求から2か月後に報酬として入金されます。

医療は収益性の高い業界です。しかし、報酬発生から入金まで2か月もかかるため、キャッシュフローに関しては、7割の支払いにタイムラグが生じてきます。そのため、資金が必要なときに不足する可能性も起こり得るのです。

残り7割の報酬にタイムラグが生じると、売り上げはあるのに資金が足りなくなる「黒字倒産」が起こりやすくなります。特に町医者のような地方での医療機関は、1つ倒産するだけでも近隣住民に大きな影響を与えてしまいます。

地域医療の財務管理に効果的なのが、医療報酬ファクタリングなのです。

医療費プラス介護医療費

医療報酬ファクタリングの中には、【介護報酬ファクタリング】があります。国保連から介護報酬を受け取るまでには、医療報酬同様、報酬発生から2ヶ月かかります。経費の支払いなどで資金繰りが厳しくなるのは、医療の現場も介護の現場も差がありません。

医療報酬ファクタリングは一般のファクタリングより手数料が優遇されている

民間企業の売掛金と違い、医療報酬債権の売掛先は、国民健康保険や社会保険です。これは言い換えるなら、国が売掛先となっていることを表します。国からの売掛債権は、なによりも信用性が高いのが分かります。

医療ファクタリングの利用手数料は、2~3%前後とかなり低い設定です。貸し倒れの危険も無く、確実にファクタリング会社の利益にも繋がる為、一般のファクタリング会社でも医療報酬・介護報酬ファクタリングを、他の2社間や3社間ファクタリングと同じように行なっているケースが少なくありません。

保証ファクタリングと国際ファクタリングはどんなファクタリング?

大きく分類すると4種類に分けられるファクタリングですが、次に保証ファクタリングと国際ファクタリングについてについて詳しく解説していきます。

保証ファクタリング

保証ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらう資金調達方法ではありません。に買い取ってもらう資金調達方法ではありません。売掛債権に保証会社の保険を掛けるファクタリングです。一般的なファクタリングは、売掛債権を支払い期日前に資金化する方法です。

保証ファクタリングの主なメリットは

  • 取引先の貸倒れよるリスクを避けるための手段
  • 信用度の低い新規顧客や倒産のリスクを持っている企業と取引を行なう際、取引先の売掛債権に保険を掛けられる
  • 貸倒れのリスクを解消できる

などが挙げられます。しかし、メリットがあればデメリットもありまあす

  • 取引が倒産した場合にのみ保証金が支払われる
  • 取引先との信用問題に関わる

保証ファクタリングは、中小企業や個人事業主より、売掛金額が多額です。回収も長期に渡るため、連鎖倒産のリスクがある建設業界で主に使われる傾向があります。

国際ファクタリング

国際ファクタリングとは、海外輸出代金の回収を確実に行うために使われる取引で一般の売掛債権を買い取るファクタリングとは趣が異なります。

輸出業での売掛回収は一般的な売掛回収とは異なり、銀行の取消不能信用状や保証状を入手する他、輸出国側の貿易保険を利用するのが一般的です。この手続きは複雑な上、輸入国によっては信用状が発行できない場合や、手続きの追加代金が必要になるなどの問題が発生してきます。

このようなトラブルを回避する方法として国際ファクタリングがあるのです。

一括ファクタリングが勘違いされやすいのはなぜ?

一括ファクタリングシステムとは、支払企業が従来の手形による支払を廃止し、その替わりに納入企業が有する売掛債権に対して、銀行がファクタリングを利用したシステムにより決済事務の合理化を図るものです

手形取引とは、支払いを銀行が保証してくれる支払いサービスです。

実際に売上金を支払うまでの猶予期間が設定できるので、売掛先にとっては資金繰りしやすい決済手段です。
手形決済には印紙代や事務手続きの手間がかかるというデメリットがあります。決済事務の合理化を図る手段として、一括ファクタリングが導入されました。売掛債権を現金化して資金調達に充てるといった点は一般的にファクタリングと類似しています。

支払企業側が一括して売上債権をファクタリング会社に申込んで資金調達を行なうファクタリングサービスが一括ファクタリングなのです。

銀行系ファクタリングも一括ファクタリング

銀行が100%出資している銀行系ファクタリング会社は、一括ファクタリングを行なっています。売掛債権が基本です。一般的なファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあり、それぞれの特徴が異なります。

2社間ファクタリング

ファクタリングを利用する業者とファクタリング会社の2社間で取引します。売掛債権の契約書内容によりますが、売掛先にはファクタリングをした事実を知られないという利点があります。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、利用する業者(売掛元)とファクタリング会社の2社に加え、売掛元の承諾が必要となります。取引先にファクタリングする事への同意が必要です。

銀行系ファクタリング会社は、手数料が低い分、信用性を重視しますので3社間ファクタリングを用いての一括ファクタリングが主流となっています。

民間のファクタリングはあえて2社間か3社間と表記している

資金調達の緊急対策として、ファクタリングが利用されること多いファクタリング会社です。しかし銀行系ファクタリング会社のように3社間ファクタリングが実行されると、取引先に経営状態などの不安を与えることも。この不具合を解消するために、2社間ファクタリングをメインとするファクタリング会社も多くなっています。

ファクタリング会社では2社間ファクタリング、もしくは3社間ファクタリングと記載し、利用者が選択しやすい体制を整えているのです。

一般的なファクタリングは医療ファクタリングと2社間3社間ファクタリング

ファクタリングは、大手企業から個人事業主まで幅広く利用されています。様々な業種において、緊急の資金繰りが必要となる場合も。ファクタリングには銀行系ファクタリングだけでなく医療ファクタリングも一般的なものとして認知されています。

ファクタリングを利用する際、2社間ファクタリング、3社間ファクタリングは一般的な方法です。どちらを利用すれば良いのか最善の方法を選択し、効率よく資金調達することをオススメします。