即時振込サービス「モアタイムシステム」がファクタリングにとって追い風に

資金規模の小さい中小企業にとって、資金調達は常に立ちはだかる課題です。スピーディーな対応が求められる上、健全な資金繰りを行なわなければなりません。最近では国が推奨しているファクタリングや売掛債権担保融資など、売掛債権を利用しての資金調達方法が注目されています。

ファクタリングでスピーディーな資金調達ができても、その後の振込にタイムラグが生じれば、不渡りや預金不足で支払不能が起こってしまいます。これではファクタリングや売掛債権担保融資を利用した意味がなくなります。

今回は素早い入金が可能な即時振込サービス「モアタイムシステム」について詳しく解説していきます

スピーディーな資金繰りとは?

潤滑な資金繰りをするためには、支払期日を把握しておくことはもちろん、資金の流れをコントロールすることが重要です。しかし、日々の経営の中で突然の資金ショートが発生してしまうことも少なくありません。突然の資金ショートにも対応していくためには、スピーディーな資金繰りが必須となるのです。

資金繰りのためにするべきこと

資金繰りを改善するための方法は難しいものではありません。

  1. 資金の流れをチェックする

  2. 入金を改善する → 入金タイミングを早くする・入金の確率を上げる

  3. 支払いを改善する → 支払タイミングを遅くする・支払いを減らす

  4. 資金を増やす → 資金調達する・利益を上げる

最低限この4つの原則を把握しておけばよいのです。「資金が不足しないようにする=資金繰り」これが資金繰りのためにやるべきことなのです。

資金調達方法の選択肢は1つではない

資金調達方法は、大きく3つに分けられます。それぞれの資金調達方法から自社に合った資金繰りをすることで、効率よく資金運用ができます。

1.アセットファイナンス

アセットファイナンスとは、会社の持つ有形・無形の資産を売却し、資金を調達する方法です。企業の信用力が低下している場合でも、保有資産の信用力をもとに、低コストで資金を得られます。また、資産の売却は、保有する資産貸借対照表から切り離すことにもつながります。この方法で財務体質の改善ができ、経営効率を高める効果が期待できます。

2.デッドファイナンス

デットファイナンスとは、金融機関の融資や債権発行などの負債によって、資金調達をする方法です。調達先が豊富で資金を得やすい方法だといえます。また、利息の支払は税務上の損金として扱われるので、税金を抑えることが可能です。

3.エクイティファイナンス

エクイティファイナンスとは、株式の交付と引き換えに、出資を受けて資金調達をする方法です。原則として、調達した資金の返済義務が発生しません。また、自己資本が増強されるため、財務基盤が安定します。

ファクタリングはスピーディーな資金調達が可能

資金調達の方法はいくつかありますが、近年注目されている効果的な方法に「ファクタリング」があります。ファクタリングとは、売掛債権を期日前に第3者であるファクタリング会社に売却して資金を調達する方法です。海外では一般的な資金調達の方法として、手形取引以上に利用されています。

ファクタリングの資金調達にかかる時間

ファクタリング会社の概要をみると申し込みから入金までに「最短即日!」、「3日以内に現金化が可能!」という文言が目につきます。実際に、この速さで資金化ができる理由はいくつかあります。

融資ではなく買取である

ファクタリングは、融資ではなく売掛債権の売却です。融資の審査ほど見られるポイントが多くありません。ファクタリングは、資金調達の分類ではデットファイナンスにあたります。リサイクルショップなどに商品を買取してもらうのに、1週間も2週間もかからないのと同じで、ファクタリングもスピーディーな資金化ができます。

ファクタリングで提出する書類は少ない

ファクタリングは、融資ほど書類の提出がありません。ファクタリングで必要な書類は、おおまかに分けるとこの3種類です。

  1. 本人および会社の存在証明書類
  2. 実行後の支払い能力の有無
  3. 債権の所在が証明できる書類

書類を準備する手間や審査の時間の短さという点も、ファクタリングのメリットです。

ファクタリングから入金されるまでの時間

スピーディーなファクタリングですが、実際に利用者の手元に現金が入金されるまでには時間がかかる場合があります。そのようなケースの大半はファクタリング会社の手続きの問題ではなく、金融機関からの着金に時間を要するのが原因です。ファクタリングでスピーディーな資金調達をしたにもかかわらず、着金に時間がかかれば、経費など支払日に間に合わない事態を起こす可能性もあります。

例えば金曜日にファクタリング取引が完了し、入金は銀行の営業時間内に行われれば問題ありませんが。銀行の営業時間外(振込予約になるタイミング)であれば、土日を挟んで入金されるため、若干のタイムラグが生じてしまうのです。たった2日であっても、経費の支払いができずに不渡りになってしまう場合もあるのです。

金融機関の振込は時間がかかる?

銀行などの金融機関は営業時間に則する形で平日8:30〜15:30をシステム稼働時間としています。営業時間外や土日祝日は一部のサービスのみで振込はできません。しかし、企業の財務状況は365日24時間常に変動します。この状況に対応するために金融機関では新しいシステムが導入されました。

モアタイムシステム

モアタイムシステムとは、国内銀行間での送金を24時間365日いつでも実現することを目的に、2018年10月9日から稼働が開始されました。全金融機関の75%にあたる504の銀行・信用金庫・信用組合が参加し、うち6割は24時間365日の接続を行なっています。

利用時間が拡大することで、平日や日中にしばられない柔軟な入金が可能です。また、これまで金曜の夜に振込処理をしたものは、翌週はじめに相手方に入金されるのが当たり前でしたが、これも即時入金が可能です。

モアタイムシステムで資金調達が今まで以上に早くなる

モアタイムシステムはファクタリング業界にとってはとても便利なシステムです。

入金のスピードが早くなる

総合的な入金スピードは確実に早くなります。多くのファクタリング会社の営業時間は9時〜19時です。手続きの時間を含めると、即日入金を実現させるには遅くとも午前中には申し込みが必須です。

モアタイムシステムにより24時間送金が実現したことで、当日入金の実行率が大幅にアップします。例えば、15時のファクタリングを申込みしても、当日中に審査を完了できれば同日19時に入金完了します。

余裕を持ってファクタリング会社を選べる

モアタイムシステムにより入金時間の制限がなくなると、利用者は気持ちに余裕を持った選択ができます。例えば、「本日中に資金が必要であれば15時までに返答して欲しい」と半ば強制的に契約をまとめてくる業者もいます。モアタイムシステムでの入金であれば、慌てることなく余裕を持って毅然とした対応ができます。

モアタイムシステムがファクタリングの追い風に

ファクタリングは、スピーディーな資金調達を可能にします。緊急な資金調達に有効的ですが、ファクタリングから口座に入金されるまでのタイムラグが長くなれば、スピーディーな資金調達の方法とはいえません。

ファクタリングにモアタイムシステムを利用することで、24時間365日いつでも資金繰りが可能です。ファクタリングを検討する際には、モアタイムシステムを積極的に活用することをオススメします