社団法人とファクタリングの関係性は相思相愛?注意すべき3つのポイント

優良業者の3つのポイント ファクタリングの基礎情報

ファクタリングには債権譲渡登記が必要な契約がほとんどです。中には譲渡登記をしなくても資金調達ができる会社もありますが、手数料が比較的高くなるなどのデメリットがあります。登記は法人格のある組織だけが利用できます。社団法人も株式会社や合同会社と同じように法人格があるため、売掛債権を持っている場合は債権の売却譲渡が可能なのです。

しかし社団法人のファクタリングはメリットやデメリットを理解していないと、効率的な資金調達にならないケースもあるのです。

社団法人の定義

社団法人の定義

社団法人とは、株式会社や合同会社と違い、法律によって法人格が与えられる団体や組織です。社団法人として登記された団体が「一般社団法人」です。それに対して「公益性がある」と行政から認められると「公益社団法人」となり、税制上で優遇されます。

社団法人は株式会社と違い、非営利であることが前提です。非営利とは「事業による収益を団体の構成員に分配してはいけない」ことを指します。株式会社は収益から経費を差し引いた分を株主に分配してなくてはいけません。

社団法人は、収益を社会貢献活動に利用することを条件として法人格が与えられます。社会貢献活動を長期に渡って継続させるためには、事業収益の確保は必要な収入です。多くの人が勘違いされていますが、社団法人は税金によって運営されている団体ではありません。

組織として社会貢献活動に収益を分配するかしないかという違いだけで、本質は事業によって収益を得る株式会社や合同会社と同じなのです。

ファクタリングと社団法人の関係

ファクタリングは売掛債権を第三者に売却譲渡して資金を得る金融工学です。ファクタリングには債権譲渡登記が必要な場合が多く、登記は法人格のある組織だけが利用できます。社団法人も株式会社と同じように、法人格があるため、売掛債権を持っている場合は、債権の売却譲渡が可能なのです。

参照 ファクタリングにとって「登記」は重要 2重譲渡を防ぎ権利の主張ができる

 

社団法人の種類

社団法人は事業目的によって2つに分類されています。

  • 一般社団法人
  • 公益社団法人

ファクタリングとの関連性を含めて解説していきます。

一般社団法人

一般社団法人とは、事業収益から経費を差し引いた剰余金の分配ができません。株式会社であれば、株主に配当金として支払われますが、一般社団法人は事業運営にそのまま利用できるのが特徴です。

売掛取引での取引も行われています。会計関連は、監査役が厳しくチェックされているため、赤字になるような運営がされません。しかし、取引先によって支払いサイクルが不安定になる場合もあります。

帳簿上赤字にはなりませんが、運営費用や支払うべき経費などが手元にない場合、ファクタリングで期日前の資金化がオススメです。融資ではないため、借金にもならず支払い遅延による信用力の低下も起こりません。

公益財団法人

公益財団法人は、一般社団法人が国から「公益性がある」の認可された社団法人格です。公益性とは、社会一般のためになる公共の利益のことです。自社だけではなく、行政の定期的な監査もあります。

公益財団法人が付く団体は色々な業界にあります。医療系や福祉系が多いですが、最近ではスポーツの分野でも公益財団法人に認定されている団体が多いです。日本サッカー協会や日本オリンピック委員会なども公益財団法人です。

社団法人のファクタリングで注意すべき3つのポイント

社団法人のファクタリングで注意すべき3つのポイント

社団法人がファクタリングを行う際、注意すべきポイントは次の3つです。

  • 取引先の破綻
  • 上限金額
  • 手数料

この3つのどのような部分がポイントなのでしょうか。

取引先の破綻

ファクタリングで最も怖いのが、取引先の破綻です。ファクタリング契約には「償還請求権」の有無が明記されます。償還請求権無しの場合は、取引先が破綻しても売掛元である社団法人にファクタリングで得た資金の返却は求められません。

しかし、償還請求権有りの取引は別です。取引先が破綻した場合、全額をファクタリング会社に返還しなくてはなりません。資金力という部分はもちろんですが、社団法人として恐れるべきは、破綻するような取引先と取引していたという事実です。

ただでさえ社団法人は、税制で優遇されています。社団法人の取引相手が破綻したとあれば、団体のイメージも悪化する可能性が高いです。取引先を見極めることも重要ですが、安易にファクタリングに手を出すと、思わぬしっぺ返しを食らうこともあるのです。

上限金額

社団法人の規模にもよりますが、売掛金の規模が一般の中小企業に比べて大きくなりがちです。そのため、資金調達できるファクタリング会社は数が限られます。億単位の債権の場合、メガバンクが運営しているファクタリング会社を通すことが多いですが、審査は社団法人であろうと厳しくチェックされます。

監査を入れているので銀行系ファクタリング会社でも受かるはずだと思われるでしょう。しかし、銀行の審査に社団法人だから受かりやすいという忖度は一切ないのです。取引先、売掛債権、社団法人すべてを審査されます。

万が一審査に通らないケースも踏まえて、申込む際には銀行系や民間企業、ノンバンク系のファクタリング会社を比較することが重要なのです。

手数料

手数料はなるべく安い所が良いです。しかし、あまり安すぎる場合、悪質業者や闇金業者を疑ってください。社団法人は行政から法人格が与えられている団体です。万が一反社会的勢力が隠れ蓑にしているファクタリング会社だった場合、知らないうちに犯罪組織のほう助をしている可能性もあります。ファクタリング会社選びには十分気を付けて行うことが重要になります。

ファクタリングの基本は社団法人も株式会社も同じ!利用には計画的な資金運用が大事

ファクタリングで売掛債権を資金化するのは、社団法人であろうと株式会社であろうと基本は同じです。社団法人だからファクタリングも難なくできると思うのは時期尚早です。

資金調達はファクタリングだけではありません。融資や助成金も通りやすい社団法人はファクタリング以外の金策も考えなくてはいけません。リスクを取らず、確実に必要な資金分だけをファクタリングするように、計画的に資金調達を行ってください。

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